2019年12月25日水曜日

免許更新に実車試験アリかナシか?



警察庁の先日の発表で,75才以上の免許更新に実車試験を課すことになったそうです。

早ければ,2022年からとのこと。高齢者ドライバーの事故が増えているからだそうですが,確かに最近のTVニュースでは増えていますが,これはマスコミの間違ったイメージ操作。

人口に対する高齢者の割合が増えているので,高齢者ドライバーの事故が増えていますが,若者も同じように事故をしているのに,TVで取り上げられるのは高齢者ドライバーの事故。

実際,2018年の75歳以上の運転者による死亡事故は460件。全体の約15%。一方,75歳以上の人口は1,796万人で,総人口12,642万人で割り算すると,14%。人口比では特に高齢者が事故を起こしやすい根拠はないわけです。

まあ,それにしても高齢者ドライバーの重大事故があるのは間違いないので,実車試験を課して運転できるかどうか見るのはよしとしても,これを高齢者に限る根拠はあまりないと思います。若者でも,事故歴のある人は全員義務化するのが良いかも。

スマホを片手に運転している若いドライバーは,実際かなりいますよね。

実車試験1回の試験で2度と免許が更新できないのではなく,何度でも挑戦できるようにはすべき。

自動ブレーキなどがついた安全運転サポート車に限定した免許も創設するということなので,車がないとやっていけない地方の人にとってはそのような優しい対応が必要でしょう。

全ての車に自動ブレーキをつければ,車の事故はほとんど無くなるわけで,さらに10数年以内には,完全自動で車が走る時代がやってくるし,そうなれば免許も意味が無くなるかも。

ところで,このほどの警察庁の発表は,若者の車離れ,若者の人口の減少で,経営が苦しくなった自動車学校の経営を救うことになりますが,警察の天下り先としての自動車学校との因果関係を勘ぐるのは私だけでしょうか?



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