東京都調布市の小学校で昨年12月、5年女児(11)が給食を食べて、複数の臓器に重篤な症状が出る「アナフィラキシーショック」となり、死亡した。
当日の給食でチーズ入りのチヂミがおかずだったが、女児は、チーズにアレルギーがあって、チーズの入っていない分をもらっていた。しかし、おかわりで、チーズ入りを食べてしまった。
30分後、女児は気分が悪くなっったので、症状を緩和するための自己注射器「エピペン」の注射を受けたが、結果的に死亡した。(参考HP)
アナフィラキシーショックは、免疫の重篤な反応で、今回のようにチーズや卵などのアレルギーでも起こるが、例えばハチにさされたことのある人はハチ毒に非常に敏感になり、2回めにハチに刺された時にも起こる。
「エピペン」は、アナフィラキシー症状があらわれたときに使用し、医師の治療を受けるまでの間、ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)。この事件での不幸は、おかわりにまで注意を十分払えなかったこと、エピペンを速やかに使わなかったことだそうだ。