2013年7月11日木曜日

タマネギはイヌ、ネコには毒(ドク)?

ネギ科のタマネギ、ネギ、ニラ、ニンニクなどには、その特有の匂いのもとの1つであるアリルプロピルジスルフィドが含まれており、イヌ、ネコが食べると、血中のヘモグロビンを酸化し、溶血性貧血を引き起こしたり、血尿をおこす。急性時には死に至る。ヘモグロビンは赤血球の赤い成分で呼吸に大事なタンパク質。アリルプロピルジスルフィドは加熱処理しても毒性は消えないので、カレーやハンバーグなどをイヌに与えれば美味しく食べるでしょうが、けっして与えてはいけない。もし食べてしまったら、すぐに吐かせるのがよい。


犬に吐かせるといっても、どうしたらよいか。

1:食塩をスプーン1~7杯くらいまで舌のうえにのせて飲ませる。すると、ガブガブと水をのみ、その後で嘔吐する。この方法は、健康で若いわんちゃんのみ。

2:オキシドールを1回1~2ml(小型犬)、3~5ml(大型犬)を目安に飲ませる。1回で吐く場合もあるが、吐かない場合は15分ほど様子をみて再度繰り返す。(参考HP

ついでながら、イヌには、キシリトールもやってはいけない。キシリトールがインスリンの多量分泌を引き起こし、ときには死に至る。キシリトール入りのガムやタブレットには1個で1.5g程度含まれているので、体重2-3kgのチワワだと十分致死量になる。








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