「それはやってはダメでしょう」とかいう意味で、「それはNGでしょう」とか使っていますが、「エヌジー」は英語では言わないようです。完全に和製英語。
もともとは、放送、映画、演劇などで使われる言葉。採用されなかった録音・録画・実演をさす。ただし、日本での話。
映画などで、最後のクレジットタイトルの時にNGになった場面が出たりすることがある。ジャッキーチェンの映画でうまく屋根から飛び降りることができず大怪我をしたシーンなんかが出てくる。ただし、そういうNGシーンのことを英語では「Blooper」という。
それでは、日本の放送用語でどうして「NG」が使われるようになったかというと、
戦後、日本にやって来た連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ) が、日本の演劇や映画に対する検閲の時「内容が好ましくない」という意味で使用した用語「no good」を日本人が縮めてNGとなったらしい。
他にも、英語の「no go」から来たという説もある。「It is no go」というと、「ダメだ、うまくいかない」とかいう意味。道路標識「no go」は「立ち入り禁止」という意味。「no-go zone」と言えば、「立ち入り禁止区域」という意味。
ところで、英語で普通に立ち入り禁止は、「No entory」「Keep out」「Do not enter」ですよね。「no go」は見たことがないのですが、どうもあるようです。
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