2017年2月13日月曜日

あなたは大豆食べて女性ホルモン作れる人or 作れない人?

大豆に含まれるイソフラボンという成分は、女性ホルモンに分子構造が似ているので、大豆をとるだけで、女性らしい美しさやお肌を維持してくれる。さらに、更年期症状の緩和や骨密度の維持に対する効果もある。

そのため、イソフラボンのことを「植物性女性ホルモン」という人もいる。イソフラボン摂取量が多いほど、乳がんや脳梗塞、心筋梗塞のリスクが低下するという嬉しい研究報告もある。

最近の研究で、効果があるのはイソフラボンではなく、イソフラボンが体内で変化したエクオールという成分が有効だとわかった。イソフラボンをエクオールに変えるのは、腸内細菌。

日本人の半分の人は、この腸内細菌を持っているので、大豆を食べると女性ホルモンの効果が現れる。ところが、残りの半数の人は効果がない。それも若い人ほどその割合が高くなっている。

美容や更年期症状の緩和のために、大豆やサプリでイソフラボンを摂取しても効果があるかないか、最近簡単な検査キットで調べることができるようになった。

名古屋大学発のベンチャー企業が検査キットを売り出している(「ソイチェック」↓)。10 CCほど採尿して送るだけ。ちょっと料金は高めだが、検査は一度だけやるだけ。

もし、イソフラボンをエクオールに変えることができない体質であることが分かれば、納豆やサプリをいくら食べても「植物性女性ホルモン」効果は期待できない。

ただ、その場合は、直接エクオール入りのサプレメント(大塚製薬エクエルなど↓)を取ればよい。このサプリは、納豆を特別な乳酸菌で発酵させて、イソフラボンをエクオールにしたものを含む。

ただ、他のサプレメントもそうだが、取り過ぎが怖い。

そのうち、イソフラボンをエクオールに変える腸内細菌の入ったヨーグルトのようなものが売り出されるかも。その腸内細菌が腸内で居続けてくれたら、大豆を食べれば女性ホルモンを補えることができる。どこかの会社さん、このアイデア買ってもらえないでしょうか?


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