2019年7月8日月曜日
「サラダ」はなぜサラダ?「サラダ」の意味?
ご存知「サラダ」ですが,生野菜の盛り合わせみたいなものですよね。
一方,煎餅やスナック菓子などで「サラダ味」と言いますね。両者はどう繋がるのでしょうか?
サラダのドレッシングに適した油のことが「サラダ油」で,煎餅やスナック菓子には「サラダ油」を使っているので「サラダ味」と説明すれば繋がったような気がしますが,本当でしょうか。
実は,「サラダ」の語源は「塩」を意味するラテン語の「サル,sal」が由来。古代ローマ時代にはすでに生野菜は食べられていて,塩をかけて食べていました。
というわけで,塩をかけて食べるものは皆「サラダ」になります。
日本では,野菜の栽培に人糞を肥料として使っていて,昭和になるまで生野菜を食べる人はほとんどいませんでした。戦後GHQの指導で,衛生的な化学肥料が使われるようになって徐々に生野菜を食べるようになります。
それでも,キャベツの千切りくらいで,後は茹でたカリフラワーやアスパラガスなど。マヨネーズや醤油で食べていました。
各家庭の食卓に現在と同じサラダが普及するのは,1980年以降。サラダドレッシングが登場してからです。
私が長年愛用しているピエトロのドレッシングが登場するのもこの頃です。
ところで,冒頭の「サラダ味」ですが,野菜は関係なく「塩味」のことだったわけです。