2019年7月7日日曜日

日本の焼肉発祥の店「食道園」



先日のNHKガッテンで焼肉を美味しく焼く方法の番組の中で,初期の焼肉屋では,お店の人が肉を焼いくれてサーブしたそうで,今のようにお客が焼く形式は新しいとか。

その結果,プロが焼かなくなって焼肉を美味しく焼くことができていない人が多いとのことでした。(焼き方は以前のBlogを参照ください,ココ

日本で一般の人が動物の肉を食べるようになったのは,明治以降。

1930年中頃、朝鮮済州島から大阪の猪飼野(いかいの)に移住した朝鮮人によって焼肉が伝わります。

話が外れてしまいますが,猪飼野に朝鮮人が集ったのは古い歴史があり,奈良時代に朝鮮(当時の百済)からきた朝鮮人がこの場所に住んだのが始まりです。当時,彼らはブタ(猪)を飼っていたので,猪飼野(いかいの)という地名になったそうです。

現在は猪飼野の名前はないですが,大阪で韓国焼肉といえば,JR環状線の鶴橋駅付近ですが,同じ地区になります。

話を元に戻すと,当時お店の人が,タレにつけたお肉やホルモンを七輪の上で網焼きで焼いて提供する形式でした。

今のようにお客が焼くようになったのは,大阪の「食道園」から始まりました。在日朝鮮人が始めた焼肉屋です。同じ名前の焼肉屋さんは全国にありますが,元祖は大阪です。

お肉を焼いた後にタレをつける形式も「食道園」からスタートします。焼肉で問題になるのが煙ですが。「無煙ロースター」を開発したのも「食道園」です。





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