2019年7月17日水曜日

本屋の「はたき」



もう「はたき」と言って分かる若い人は少ないでしょうね。

「ほうき」は,お家の中で使わなくなっても,まだ庭で落ち葉を集めたりするものがあるので,現役で道具も名前も残っていますが,「はたき」はもう消滅しつつあるのでしょうね。

「はたき」は,1メートル弱の棒の先端に布切れが何枚かぶら下がっているだけの構造(↓)。

これでパタパタとやってホコリを落とします。鴨居の上や壊れやす置物についたホコリをこれで落とします。高価な置物用には鳥の羽根でできた上等なものもありました。

照明やエアコンの上など、高いところからはじめ,だんだん下にはたいていきます。

床に落ちたホコリは,「ほうき」で集めて捨てるわけです。

ハンディモップや掃除用シートが普及し,もう長く見たことがありませんね。アマゾンで売っていないか検索してみると,案外売っていました(↓)。

「はたき」のもう1つ変な使い方が「本屋のはたき」。立ち読みしている人のそばで,本屋の店主が本に対して「はたき」をやってプレッシャーをかけ,立ち読みをやめさせたり,立ち退かせます。今では考えられないですね。





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