2019年5月30日木曜日

案外知らない卵の保存 室温OR低温,どっち?



卵は,スーパーの売場では冷蔵しないで売っていますよね。ところが,お家では冷蔵庫で保存していますね。

もし,卵の保存として冷蔵が正しいなら,どうしてお店で冷蔵して売っていないのでしょうか?

卵殻には気孔という目に見えない小さな穴がたくさん開いていて、卵は気孔から呼吸をしています。そう,中身は無精卵でも生きているのです。

もしスーパーマーケットで冷蔵にすると,お家まで持って帰るときに温度が上がってしまい,結露によって穴に水がたまり雑菌が内部に入りやすくなります。

卵は生きているので,卵の気孔が詰まってしまうと息ができなくなります。というわけで,卵は水でも洗ってはいけません。

実は,お家に持って帰ってそのまま常温で保存しても,夏場で2週間は大丈夫。20度以下の季節なら3週間。

ただし,直射日光の当たるところを避けること。日光が当たると温度が予想以上に温度が高くなって,わずかの雑菌もしっかり増えてしまうのと内部の細胞が死にやすくなるからです。

一方,冷蔵庫に保存する場合,2ヶ月は大丈夫。ただ,冷蔵庫のドアのポケットにいれるのは,×です。先ほどと同じ理由で,ドア開けるごとに温度差ができるからです。

卵のパックに書いてある賞味期限は2週間くらいになっているのは,常温保存を前提にしているので,冷蔵庫では本当はもっと長く保存できるわけです。

卵殻に傷があると,雑菌の侵入は早いので,生卵として食べるのは止め,早めに食べましょう。

ところで,雌鶏が年間どのくらい卵を産むのか調べてみると,300個くらいだそうで,ほぼ毎日1個産んでいることになります。タンパク源として昔から人類はお世話になっているわけですね。多謝感謝。



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