2019年5月30日木曜日
ペットボトルの牛乳がない理由?
ふと,思った疑問ですが,どうしてペットボトル入りの牛乳がないのでしょうか?牛乳は,紙パックかガラス瓶ですよね。
最近,コーヒー牛乳のペットボトルをスーパーで見かけましたが,牛乳もあっても良いように思います。
調べてみると,2007年までは,牛乳のペットボトルでの販売が禁止されていました。理由は,ペットボトルは開け閉めできるフタがついているので途中まで飲んで持ち運んだりできるメリットがあります。
ところが,牛乳は栄養分が多く,雑菌が入るといっぺんに増えてしまします。口をつけるとしっかり雑菌が入ってしまうので,その後の保存はかなり危険です。
これは,麦茶やジュースのペットボトルでも同じで,「開封後は冷蔵庫で保管してください」と注意書きがあるのは、このためです。(詳細は以前のBlogを参照ください: 口をつけたペットボトル、どのくらい後まで飲んでよいか?ココ)(口をつけなくてもよいペットボトルのアイテム,ココ)
というわけで,販売が禁止されていたのですが,乳業関係団体の希望で解禁されたわけです。ただ,乳業会社はペットボトルのラインを新しく作らなくてはならないので,限られた商品でしかまだ出回っていないみたいです。
米国では,1ガロン(3.78リットル)入ったプラの大きな牛乳が普通に売られています(↓)。もちろん,ガタイが違うので飲む量も半端ないからかもしれません。