2019年11月25日月曜日

揚げ物の油を繰り返し使って大丈夫?



揚げ物の油を使った後,もったいないので再利用して繰り返し使っていますが,大丈夫なんでしょうか?また,安全に繰り返し使うワザはないでしょうか?

揚げ物のために家庭で使う油として,米油,キャノラー油,オリーブオイルなどありますが,いずれも植物油で,常温でも液体。ちなみにラードなど動物油は,温めなければ白く固まっていますね。この違いは,不飽和脂肪酸の含量の違い。

植物油は,不飽和脂肪酸が多く含まれ,一方,動物油には飽和脂肪酸が多く含まれています。不飽和脂肪酸は酸化されやすい性質を持っていますので,植物油は酸化されやすく劣化しやすくなります。

空気中の酸素,光、熱などによって,油の酸化が進行し劣化します。使ってはいけないレベルまで劣化すると,茶色い色になり,粘りが出て加熱すると泡が出やすくなり,白い煙が180度と低い温度から出始め,嫌な匂いが出ます。

油の酸化で生まれる過酸化脂質は細胞を殺す働きがあり,食中毒に似た症状を起こします。また,脳梗塞を引き起こすトランス脂肪酸もできてしまいます。

それでは,1回で再利用しないほうがよいのか,また再利用する場合何回くらい使ってもよいのかですが,使う油の種類,それの保存状態,使用温度などで劣化の度合いが違うので,何とも言えないようですが,上に書いたようなサインが出たら使用を止めましょう。

再利用しないのがベストみたいですが,その場合は,小さなフライパンを使ったり,少ない油で調理するしかないです。

再利用する場合,どうすれば長持ちできるかですが,揚げ物の後にできる揚げカスや細かい粒子は酸化を促進するので,油が温かいうちに油こしやキッチンペーパーで出来るだけ除きます。

専用の活性炭入りのフィルターは効果が大きいみたいです。

保存する容れ物は,酸素を透すプラの容器よりホーローや陶器の容器がよく,空気と触れにくくするため,密閉するための蓋付きや口の小さな容器がオススメ。光が当てないようにし,温度が当たらない場所に保存しましょう。





広島ブログ