回転寿司の「イクラ」ですが,本物でしょうか。
ところで,「イクラ」は、ロシア語の「魚卵」「粒々したもの」が由来で,ロシアでは,魚卵であればキャビアもタラコもすべて「イクラ」。
日本では「イクラ」は,鮭の卵をバラして、塩漬けもしくは醤油漬けにしたもの。
「人工イクラ」は,カラギナンやアルギン酸ナトリウムなどで皮に当たるところを作り,内部には着色料,サラダ油と海草エキスなどが入ります。
さて,回転寿司の「イクラ」ですが,一時期この「人工イクラ」が使われていましたが,現在は,安いロシア産のカラフトマスの冷凍魚卵から作られた「醤油イクラ」が使われているそうです。
「天然物のイクラ」と「人工イクラ」を区別する方法ですが,熱いお湯やお茶の中につければすぐにわかります。
「天然物のイクラ」は,タンパク質でできているので,白っぽく変色します。一方,「人工イクラ」は変性しないので,変色しません。回転寿司屋で,1粒試してみましょう。