以前台湾で,台南の美術館にある蓮池でハスの花が咲いている茎に,鮮やかなピンク色のつぶつぶの塊が付いているのが気になって写真を撮りました。
後になって調べてみると,ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵の塊だそうで,日本でも外来種としているそうです。原産は,南アフリカ。
いわゆるタニシとは種が異なります。ちなみに,タニシは卵胎生なので卵はなくメスからベビーが直接出てきます。
親のジャンボタニシは,大きさが8-10センチとかなり大きく,動物植物性の有機物を何でも食べます。日本では,水田やレンコン畑で食害される被害があります。
卵ですが,神経毒を持っていて,鳥なども食べないそうです。水面から出たところに産み付けられているのは,水の中ではうまくベビーが出てこれないためです。駆除するには,卵を水の中に入れることでできます。
タニシもジャンボタニシともに素手では触らないほうがよいです。広東住血線虫という寄生虫がいるからで,カタツムリやナメクジにもいます。
広東住血線虫の幼虫は,脊髄から脳に侵入し,髄膜炎や神経障害が現れるのが特徴。