2017年5月22日月曜日

アニサキス食中毒が急増 原因は?対策は?


アニサキス食中毒が急増しているらしい。

「アニサキス」は、サバなど魚介類につく寄生虫で、生のまま食べると、胃や腸の粘膜に潜り込むので、激痛や吐き気に襲われる。

厚生労働省によると、アニサキスによる食中毒患者の報告数は2006年には全国で5人だったのに対し、2016年は126人と激増している。2年前にはカッパ寿司などで大量発生した(以前のBlogココ

最近だと、お笑いタレントの渡辺直美、「品川庄司」の庄司智春、「南海キャンディーズ」の山里亮太が、アニサキス食中毒になった。

アニサキスの幼虫は、サバ、カツオ、サケ、イカ、サンマなどの内臓に寄生しているが、水揚げされて寄主が死ぬと内臓から筋肉や皮下に移動する。

幼虫は長さ2、3センチ、幅1ミリくらいで、白色。

以前より食中毒患者が増えたのは、今まで冷凍していたのが、保存技術や輸送が発達して、チルドや生で食べれるようになったため。魚が新鮮な分、アニサキスも生きたままになる。

シメサバのようにお酢で〆ても、アニサキスは生きているので、冷凍するか、火を通すこと。最近の寿司屋で炙りが流行っているのは、裏にはこの事情がある。

しかし、これでは、せっかくの新鮮な魚の意味がない。他にやれることは、幼虫がそれほど小さくないので、よく見てみること。発見したら、食べるのを止める。また、よく噛むこと。噛んで殺すことができれば、当たることはない。

自分で釣った魚の場合、できるだけ早く内臓を除いてしまうとよい。



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