2017年5月11日木曜日

ティッシュペーパーの歴史がオモシロイ


毎日必需品のティッシュペーパーですが、その歴史がオモシロイです。

第一次世界大戦中、脱脂綿の代わりにティッシュペーパーはもともと開発され、その吸着力を高めたものをガスマスクのフィルターとして使われていた。

戦争が終わって、ティッシュペーパーの在庫が過剰に余った。米国のキンバリー・クラーク社がそれを使って、メイク落とし用として「クリネックスティシュー」を発売した。

それまで女性はメイク落としに布やタオルを使っていた。「使い捨てのできるハンカチ」として売り出された「クリネックスティシュー」は爆発的に売れた。

日本では、1963年に、キンバリー・クラーク社と十條製紙の合弁会社、十條キンバリーから初めてティッシュペーパーが発売される。また、1964年には、箱入りティッシュとして、「クリネックス」と 山陽スコットによる「スコッティ」が発売された。

それまでは、日本では「ちり紙」「落とし紙」だったのが、一気にティッシュペーパーに変わっていった。同時期、ロール型の水に溶けるトイレットペーパーが、水洗トイレが一般家庭に導入されるにつれて使われるようになっていく。

十條キンバリーとクレシア(1993年山陽スコットから社名変更)が合併して、日本製紙クレシアになり、現在、クリネックスとスコッティは共に日本製紙クレシアから発売されている。

「ティッシュ・ペーパー」というのは和製英語で、英語では、「ティッシュ」もしくは、「クリネックス」。「ティッシュ・ペーパー」というと、包装用の薄紙になる。贈り物の箱の外の薄い包み紙のこと。



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