まだ見えないが緊急車両が近づくサイレンの音が聞こえるとき、それが、救急車なのか、消防車なのか、はたまたバトカーなのか、サイレンの音だけで分かるでしょうか?
消防車のサイレンは、鳴らし方が3種類あり、
- 火災現場に向かう時のサイレンは、「ウ~・カン カン カン」と、サイレンと鐘の音を組み合わせる。
- 火災現場以外の災害現場に向かう時のサイレンは、「ウ~ ウ~ ウ~」と鐘の音が入らず、サイレンだけ。
- 消化活動を終えて消防署へ帰るときは、「カン カン カン」と鐘の音だけになる。「終わったよ」というサイン。
救急車は、「ピーポー、ピーポー」というサイレン音。これにも鳴らし方が2種類あって、通常のモードに加えて、「住宅モード」という少し音をソフトにしてあまり怖く感じないようなものもある。
ちなみに、サイレンは警報音なので、法律でサイレン音の大きさは「車両の前方20メートル、高さ1メートルの位置において、90dB(デシベル)以上120dB以下であること」と定められている。
昭和45年以前は、救急車、消防車、パトカーいずれも「ウ~ウ~」という音のサイレンを鳴らしていた。救急車の「ピーポー、ピーポー」のサイレンを作ったのは、大阪サイレン製作所という会社。
サイレンは聞こえるが、どちらから聞こえるのか案外判断できないですよね。この会社は音を研究し、「在所確認警報音」の開発を進めているそうです。
実際のそれぞれの音は、YouTubeのココで聞けます。
ところで、サイレンを出す緊急車両のこうした音付き映像には、小さな子供を黙らせる面白い効果があるようです。泣きじゃくる幼児に見せれば、ほぼ確実に黙るようになります。
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