2017年5月2日火曜日

グッドニュース:常盤公園に白鳥もどる 6年ぶり


 宇部市常盤公園にとって、白鳥はシンボル。その常盤公園の常盤湖に白鳥がもどってきた。

6年前に高病原性鳥インフルエンザの蔓延を怖れて、当時いた300羽以上の白鳥のすべてが殺処分された。

外から飛んできた野鳥が鳥インフルに罹って死んでいるのが見つかり、その後、常盤湖のコクチョウ1羽が感染して死んだ。白鳥が感染したわけではなかったが、感染が広がるのを恐れて殺処分になった。

幸い、同じように常盤湖にいた公園のマスコットのペリカンの方は、隔離する形で大部分は殺処分が免れた。

今回、常盤公園で白鳥の飼育を再開することになり、1日に放鳥式が行われたそうだ。当面飼育するのはコブハクチョウのオス、メス各1羽。

常盤公園の白鳥の歴史は古く、昭和32年から。最初に入れられたのはオランダ・ロッテルダムから来たコブハクチョウ20羽。その後、どんどん増えて、皇居のお堀や動物園・公園などにも譲渡されている。

6年前の殺処分は、ちょっとやりすぎだった。白鳥は羽が切られて飛べない状態にあったので、飛んで行って感染を広げるリスクはなかった。しばらく隔離して様子を見るだけでよかったはず。

ニワトリ舎の場合、1羽が感染していることが分かれば、全部殺処分するしかないが、常盤公園の白鳥を全部殺処分することはなかったように思う。ただ、当時の状況だと、訳のわからない鳥インフルエンザを必要以上に怖いと思うのも仕方ない。



山口ブログ
広島ブログ

広島ブログ