2019年8月16日金曜日

コーラ,炭酸水は歯には悪い!?



夏場の暑い中,最近ノンカロリーのコーラを愛飲していたのですが,それが原因か,3本の歯で少しですが一部が欠けることがおきました。

コーラと直接関係ないかもしれないのですが,コーラで歯が溶けるというのを以前に聞いたことがあるので,ちょっと調べてみました。

コーラで歯や骨が溶けるというのは本当で,コーラに抜けた歯や魚の骨を浸けておくとしっかり溶けていきます。日本コカ・コーラ(株)のHPでも,溶けると説明しています(ココ)。

なぜ溶けるかというと,コーラに含まれる炭酸や酸性のリン酸が原因。コーラのpHはなんとpH2.2。pH5.5より低くなる条件で歯は溶け始めるそうです。

そもそも,虫歯になるのは,口腔内の細菌が出す酸性物質によって歯が溶けるからです。

最近,炭酸水が流行っていますが,コーラと同じ酸性です。カロリーがゼロだから虫歯にならないと思っていると,炭酸水で歯が溶けているかもしれません。

また,お酢(pH2)を健康の為に飲む場合も同じ。ついでに,お酒やビールもpH4台です。ワインは赤白共にpH2台でコーラと同じ。

他にも,炭酸飲料ではないですが,レモン風味、ライム風味など柑橘系のフレーバーのミネラルウオーターも酸性です。また,クエン酸入りの飲料も酸性。

それでは,これらを飲むなということかというと,歯に触れている時間が短ければ,溶ける時間も短いので問題ないでしょう。その意味では,歯に触れないよう,ストローで飲むのは賢いかもしれません。

飲んだ後,水を飲んだり洗口すれば問題なしです。ただ,就寝前に飲んだ後洗口せずに寝てしまうと,長い時間口腔内が酸性になって歯を溶かす原因になります。

骨が溶けるという人もいますが,これは関係ありません。血液や体液のpHは炭酸水を飲んでも変化することはないからです。

唾液を含め,口腔内のpHは7で中性です。日頃の食生活によっては常に酸性の人もいて,その場合,虫歯や歯槽膿漏になるリスクが高くなります。ご自分の口腔内のpHを調べるには,pH試験紙が簡単(↓)。唾液を乗せるだけで色が変化するので,pHが分かります。




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