2019年8月23日金曜日

韓国GSOMIA破棄でどうなる?



日本と韓国の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、韓国政府は、延長せずに破棄することを決めた。

GSOMIAは,日本と韓国が2016年に締結したもので、1年ごとに延長されるが、どちらかが毎年8月24日までに通告すれば協定を破棄できることになっている。

日本政府が輸出管理の優遇対象国(ホワイト国)から韓国を除外する決定をした対抗処置のとのことだが,全くのお門違い。

GSOMIAは,日本のイージス艦などが集めた北朝鮮のミサイルの情報が韓国にすぐに送られ,また韓国の情報が日本に送られる軍事情報協定。これがなくなって困るのは,日本だけでなく韓国も同じ。米国も東アジアでの安全保障関与にかなり必要な協定。

破棄に伴って,利益を得るのは北朝鮮,中国,ロシア。

そもそも,フッ化水素など核開発や大量殺傷兵器の製造につながる恐れがある輸出品が韓国経由で北朝鮮やイランに流れている可能性があるということで,日本政府はより審査を厳しくすることにした。

ホワイト国にしていたのは,東アジアでは韓国だけだったわけで,親日国の台湾や東南アジアの国もホワイト国になっていない。

韓国は北朝鮮に流すようなことはしていないということだが,韓国国内で,大量殺傷兵器の製造につながる物資の違法輸出の摘発事件が文政権になってから多数発生していることは韓国国会でも問題になっている。

最近,文大統領は北朝鮮と統一国家を2045年までに作ると言っている。これが文大統領の最大の望みなのかも。

それだから,北朝鮮はもう脅威ではないと思っているわけで,日米韓の安全保障連携も軽視する方向なのかもしれない。

日本は,どんな時も過激なことをしない国と舐められているところがあるが,今回は韓国の経済が落ちている中,深刻な打撃になると韓国は過剰に喧嘩腰で反発している。

冷静に日本の主張を聞いて,真面目に輸出品に対応すると言えば済んだように思う。

直前に,徴用工問題で,韓国が日韓請求権協定を守らないということでクレームをつけた後だったのがタイミングがよくなかった。

文大統領のアホさは間違いないが,日本政府も韓国がこうなるだろうと予想できただろうから,もう少し上手くやれば済んだことかも。

日韓関係がこれだけ悪くなって,どちらも利益がないのは分かっているわけで,民間レベルだけでも仲良くしないと。