最近のニュースで、鳥から感染する「オウム病」にかかった妊婦2人が死亡したという。
2年前にも、神奈川県川崎市で、社会福祉施設の入所者ら12人が「オウム病」に集団感染した。
オウム病は、オウム、インコなどの鳥類から感染するインフルエンザ様症状の病気。高熱やせきが出て、重症化すると肺炎や髄膜炎を起こす。
鳥類は感染しても多くの場合、症状はないが、人を含め動物はその糞や羽の粉塵を吸って感染する。
オウム病は、オウム病クラミジア菌の感染によって発症する。国内の鳥類におけるクラミジア保有率は約20%という高倍率。オウムだけでなくハトなども感染している。
妊婦がクラミジアに感染すると、妊婦オウム病になることがある。細菌は特に羊水や胎盤で増殖し、敗血症、胎盤不全を起こし、今回のように死にいたることもある。
妊婦は、鳥の飼育を避けた方が良い。川崎市の集団感染では、換気扇の外側にハトが巣をつくり、そのフンが原因となったという。
道路にたくさんの鳥のフンが落ちているところなども、免疫力が低い人は避けた方がよいかも。
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