自分が食べられないようにするため、という仮説は立てられます。確かにそうかもしれません。しかし、食べられてしまえば、食べた相手を殺すことができるかもしれませんが、その個体は終わりです。
植物の毒の場合、大抵お腹を壊す程度なので、果実の果肉は食べられてしまいますが、離れた土地で出された便にタネが出て育ってテリトリーを増やすことができるでしょう。
殺してしまうような毒であれば、タネは広がりません。
ウイルスや細菌が感染して広がる時も同じ。インフルエンザウイルスも感染した人を殺すほどのことはないので、感染を伝播していくことができるのでしょう。
ところで、食物連鎖の上位にいる生物、人を含めた哺乳類は毒を持っていません。食物連鎖の下位にいて食べられる生物ほど毒があるのは、なんとなく理解できますね。
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