2017年9月21日木曜日
日本初:ヤギやヒツジの間で生まれたギープ
種を超えた交雑は動物間では時々できることがある。最近のニュースでヤギとヒツジの交雑で生まれたギープが話題になっているそうです。
(ところで、知らなかったですが、「合いの子」は差別用語だそうです)
異種の交雑では、馬とロバの交配でできるラバがある。ただ、次の世代、つまりラバの子供はできない。
ところで、イノブタはイノシシとブタの子供ですが、もともとブタは野生のイノシシを改良したもので同種。そのため、イノブタの子供はできる。また、アイガモも、マガモとアヒルの子供だが、アヒルはもともとマガモを改良したもので同じ種。
大阪府南河内郡のテーマパーク「ワールド牧場」で、今回ヤギの母とヒツジの父を持つ、日本初となる異種間自然交配の子どもが誕生した。ヤギとヒツジはどちらもメエ〜と鳴くが、種は異なる。
パーク内で、職員が交雑とは知らず、姿はヤギで顔や毛はヒツジに似た赤ちゃんを見つけた。不思議に思って遺伝子検査を行った結果、ヤギとヒツジの両方の遺伝子が検出されたとのこと。
体毛がヒツジのように縮れているのに、顔はヤギ(↓)。ヤギの母親からちゃんとお乳をもらっているそうだ。
現在、名前を募集しているとのこと。
ところで、交雑種を意味する「ハイブリッド」はイノブタを意味するラテン語のHybridaが語源とのこと。
以前のBlog参照 「知っているようで知らない:ヤギと羊の違い」ココ