2017年9月8日金曜日

マイクロプラスチック汚染の恐怖 人体への影響


マイクロプラスチックというのは、ペットボトルやプラスチック容器など様々なプラスチックのゴミが紫外線や海の波で砕かれてできた大きさ5ミリ以下の粒子。

そもそもプラスチックは自然には分解しないので、海にはどんどん大量のマイクロプラスチックが浮遊することになる。今では南極の海にもあったという報告があるほど汚染している。

先日、京都大の研究チームが日本の様々な場所て獲った魚を調べたところ、4割の魚にマイクロプラスチックが濃縮して含まれていたそうだ。

チームは、女川湾(宮城県)、東京湾、敦賀湾(福井県)、英虞湾と五ケ所湾(三重県)、琵琶湖(滋賀県)、大阪湾で調査している。

マイクロプラスチック自体は、ヒトが魚と一緒に食べても消化できないし、体内にも残らないので問題はない。

ただ、マイクロプラスチックには化学物質が吸着しやすく、汚染物質を濃縮している可能性がある。汚染物質には、発がん性の物質や甲状腺機能などに影響を与える物質も含まれる。

魚だけでなく、貝にもマイクロプラスチックは濃縮する。今後、従来のプラスチックを、細菌によって自然分解するプラスチックに早急に置き換えていく必要がある。






京都大の研究チームの写真から。

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