理系出身者は収入の面で文系出身者に劣る、というのが通説となっており、若者の理系離れの原因の一つとされている。今回の調査結果は、こうした通説を否定するもの。
調査対象者のうち所得がある約1,600人を文系、理系にわけて平均年収を比べたところ、全体平均で約100万円、25-60歳まで5歳刻みの年齢別で見た場合でもすべての年齢で理系出身者が文系出身者を上回っていた。
調査対象者のうち所得がある約1,600人を文系、理系にわけて平均年収を比べたところ、全体平均で約100万円、25-60歳まで5歳刻みの年齢別で見た場合でもすべての年齢で理系出身者が文系出身者を上回っていた。
通説に全く反する結果が得られたことに対し、西村教授らは「『理系離れ』が進む現在、重要なメッセージを投げかけている」と言っている。
理系の優秀な学生が育たなくて、もの作り日本の将来はない。