「Rugosodon eurasiaticus」と名付けられたこの種は、木登りに適した柔軟な足関節と、動物と植物の両方を咀嚼(そしゃく)できる鋭い歯を持っていた。
約1億6000万年前のジュラ紀にまでさかのぼるとされる多丘歯目は、現代のげっ歯類にとって代わられるまで約1億年恐竜時代を生き延びた。研究チームによると、その能力は、木の上や地上、地中などを生息地とするさまざまな草食動物への進化を可能としたという。歯と足の関節は、進化のかなり初期の段階で発達した可能性が高く、そのことが種の長期間の生存に寄与したのではないかと、研究チームは指摘している。(参考HP)