2014年7月13日日曜日

猫のオスは左利きそしてメスは

人の場合、9割が右利きで、左利き(レフティ)は少ないと言われている。もちろんこれには、子どもの時に矯正されていることも関係していて、最近は矯正することがすくないので、左利きの人を見る機会も多い。

それでは、生まれつきの利き手はどうかというと、お母さんのお腹にいる胎児は、右手の指を吸っている場合がほとんどで、この時点で利き手が決まっているといわれている。

中華料理で、熊の手の料理があるが、使われる材料は熊の右手。熊は右手が利き手で、蜂の巣の蜂蜜をとるのが利き手の右手だから、蜂蜜が染みて美味しいという。

同じ熊でも、シロクマは左手が利き手という。アラスカのイヌイット達は、白熊を仕留めるとき、まず初めに利き手である左手を打ち抜き、攻撃力を奪うという。

さて、今日の本題。イギリスの研究者が猫の利き手を調べた。マグロを、猫の目の前で小さな透明なビンの中に入れ、どちらの手を使ってマグロを出そうとするかを実験。

オス猫は21匹中、20匹が左手を使い、メス猫は21匹中、20匹が右手を使ったという。猫には確かに利き手があり、さらにその利き手は性別によって逆ということが分かった。

ところが、おもちゃを猫の前で動かして、どちらの手を先に出すかもしらべたが、こちらには優先的に出す手はなかった。たぶん簡単な動きには利き手でなくともできるからだという解釈らしい。

性別で利き手が違うのは、男性ホルモンのテストステロンが左利きと関係していると言われている。性別で利き手の頻度が異なることが人でもあるのだろうか?統計的にみると、女性に比べ男性の方が若干左利きが多いらしい。

猫の手




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