2014年7月17日木曜日

そうだったのか、農家の台風対策 その知恵

大型の台風8号は日本各地に被害をもたらした。台風が沖縄の辺にいる頃、ラジオを聞いていると、宮崎の稲作はもう今月末に収穫予定まできていて、そこに大型の台風が来るというので、対策方法が紹介されていた。

宮崎ではたぶん稲は穂を垂れるくらいになっているに違いない。これだけ背が高くなると、風ですぐに倒れてしまう。そこで、田に水をたくさん入れ、倒れるのを防ぐ。

台風は気温の高い空気を運んでくるので、高い気温も稲にはよくない。たくさん入れた水は、この温度上昇も防いでくれる。

台風は、しばしば潮風を伴うため、台風通過後は、海から近くなくても稲についた塩分を落とすために水を撒く。これでいわゆる塩害を防ぐ。

台風通過後は、穂イモチ病、紋枯病、ウンカ等が発生し易いので、発生に応じ防除につとめる。

農業には、長い歴史の経験から生まれる多くの知恵があるのに感動する。


稲


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