2014年7月31日木曜日

大流行ヘルパンギーナ 過去最高

ヘルパンギーナが大流行している。国立感染症研究所は7月29日、7月14日~7月20日のヘルパンギーナの発生状況を発表した。患者報告数は15,547件、定点あたり報告数は4.94。定点あたりの報告数が特に多いのは、東京都、山梨県、大阪府、滋賀県、鳥取県、などで、国の警報基準を超えた都道府県は10都府県に上り、過去最高という。

ヘルパンギーナは、プール熱、手足口病とともに、子どもの三大夏風邪の1つ。エンテロウイルス(主にコクサッキーウイルス)による感染症で、いわゆる夏風邪の代表的疾患。

主な症状は、38度以上の突然の発熱、口の中にできる水疱(すいほう)で、1週間程度でおさまる。特徴は、のどの奥にだけ水疱ができる。患者の90%以上が5歳以下の小児で、毎年5月頃より増加し始め、7月、8月がピークになる。治療薬はない。


口のどが痛み、飲み物、食べものが喉を通らなくなる。その結果、脱水症を起こしやすいので、ゼリーやイオン飲料などがよい。

ヘルパンギーナは、大人も感染する。感染すると2~5日間の潜伏期間を経過して発症する。大人が感染すると子供よりも症状が重く、口の中に水疱ができて高熱がで、下痢を伴うこともある。


感染を防ぐためには、こまめな手洗い、咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチなどでおおう、集団生活ではタオルの共用を避けることなどに気を付けること。

症状が治まった後も、患者の便の中には発症から2~4週間はウイルスが含まれているため、トイレの後やオムツを替えた後は、しっかり手洗いすることが重要という。

ヘルパンギーナ


広島ブログ