こうやって文章を書いていると、いつも言葉で迷うことがある。見ることができるという意味で、「見れる」というべきか、「見られる」というか、はたまた食べることができるという意味で、「食べれる」というか、「食べられる」というか。これは「ら抜き言葉」といわれるもの。
国語の試験を受ける学生の場合、「見れる」や「食べれる」というと×になる。文法的には間違いだからだ。
「食べる」のような「下一段活用」する動詞や 「見る」のような「上一段活用」する動詞は、助動詞「られる」をつけて 「食べられる」「見られる」とするのが正しい。
しかし、「食べられる」「見られる」の助動詞「られる」には、4 つの意味、受け身、自発、尊敬、可能があるので、前後の文脈から判断するしかない。言葉はどんどん変化するもので、「ら抜き言葉」も若者がどんどん使っているので、そのうち正しい表現と呼ばれるようになるのかも。
以下の文章は、どうでしょうか?
1. ライオンは野菜を食べれない(食べられない)。
2. 朝6時に起きれる(起きられる)。
3. この古着は、まだまだ着れる(着られる)。
4. そんなに簡単には決めれない(決められない)。
5. そんなに早くボールを投げれない(投げられない)。
( )内が正解。言葉というのは難しいですね。