パキスタン南西部バルチスタン州で9月24日発生した大地震で、少なくとも328人が死亡し、多数の家屋が倒壊したほか、南西部沿岸の沖合では小さな島が出現した。パキスタン当局は、この出現した小島について調査を開始した。目撃者によれば、島はアラビア海のグワダル港近くの海岸からそれほど遠くない沖合に現れたもので、最終的には崩壊するのか、もしくは何らかの地形を形成するのか憶測をかき立てたてている。パキスタン国家災害対策庁の文書によると、海面からの高さは最高で約10メートルに及んでいる。今回のような地震でこれほどの大きさの島が出現することは、一般的にはあまりない
国立海洋研究所のタブレズ所長によると、海底下にたまっていたガスが地震活動で放出されて出現した隆起現象と似ているという。ガスの噴出が止まって最終的には島は無くなると考えているようだ。