一卵性双生児は遺伝子がまったく同じなので、顔や体つきもすべて同じになる。ところが、一方が口呼吸、一方が鼻呼吸して育つと、二人の顔はまったく変わってしまう。
口呼吸は、下あごを下げて頭 を後ろに傾けることが多くなるため、特に子どもの場合、顎の発達や顔の発育に影響を与える。
口呼吸が恒常化すると、顔面の筋肉や骨格の発育にも影響し、「アデノイド顔貌」とよばれるたるんだ独特な顔つきになる。「アデノイド顔貌」は、通常は、喉と鼻の奥にあるアデノイドが肥大してなるが、肥大していなくても口呼吸をする事で同じような顔つきになる。