2014年8月11日月曜日

「アイアイお猿さんだよ♪」のアイアイは醜い

童謡「アイアイ」はご存知と思う。1962年発表された相田裕美作詞・宇野誠一郎作曲の歌で、歌詞は以下の通り。アイアイはマダガスカルに生息する猿の名前。いかにも可愛い猿を想像しそうだが、どうだろうか。

アイアイ アイアイ
おさるさんだよ
アイアイ アイアイ
みなみのしまの
アイアイ アイアイ
しっぽのながい
アイアイ アイアイ
おさるさんだよ


アイアイ アイアイ
おさるさんだね
アイアイ アイアイ
きのはのおうち
アイアイ アイアイ
おめめのまるい
アイアイ アイアイ
おさるさんだね

歌詞では、アイアイが南の島に生息する猿で、丸い目と長い尻尾を持っていて、木の葉の上に棲む猿であることが説明されている。

作詞者の相田裕美は、可愛い動物の歌を頼まれた際にアイアイという猿がいることを知り、名前が可愛いため、図鑑で見た特徴をそのまま歌詞とした。

彼女はこの動物がマダガスカルでは「悪魔の使い」「不吉な存在」として気味悪がられていることや、アイアイの名前がこのおどろおどろしい動物を見て上げた現地の人の驚きの声に由来することを知らなかった。

アイアイは、体長30-40センチメートル、体長より長い尾をもつ。体重は2-3キログラム。全身は粗く長い、そして黒い体毛で被われる。指は細長く、特に中指が長い。この中指を使って、木の中にいる昆虫やマンゴーの果肉内部をほじくりだして食べる。

さてそれでは、実際のアイアイの姿をみてほしい(↓)。



アイアイ


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