2015年7月8日水曜日

山口で「セアカゴケグモ」見つかる 対策

先月19日、山口市吉敷上東2丁目の県職員公舎で、毒を持つ特定外来生物「 セアカゴケグモ」が見つかったと発表があった。うちからそんなに遠くない所。

山口県では、米軍岩国基地(岩国市)の外で確認されたのは5件目で、山口市では初めて。
お隣の広島県、福岡県でも確認されている。日本在来種ではなく、元々米軍基地や海外からの荷物について日本に入ってきたが、今や日本中で見つかってきている。

セアカゴケグモはオーストラリア原産。「α−ラトロトキシン」という神経毒を持っていて、その毒はキングコブラよりも強いと言われる。

ただ、毒の量は多くはないので、死ぬことはない。それでも、ハチに刺されたように激しく痛み、刺された部位が腫れる。子供やお年寄りは体力がない人がかまれると、重症化することもある。刺されると血圧が上がるので、高血圧の人はアブない。すぐに救急車を呼びましょう。

セアカゴケグモは、体全体が真っ黒で、背中部分に真っ赤な矢印のような模様がある。見つけても、素手で触らないこと。すばやく動き回ることはない。余裕があれば、バーベキューに使うトング(炭箸)で捕まえて踏みつけて駆除しましょう。

セアカゴケグモの巣は、日当たりの良い暖かい場所、地面や人工物のくぼみや穴、プランターの底、室外機の裏、 自動販売機の取り出し口、庭に置いた靴の中など 、様々なところに作る。

環境省は、同じヒメグモ科に属し同じ毒を持つハイイロゴケグモについても、西日本を中心に13府県で確認されているとして注意を呼びかけている。


セアカゴケグモ



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