2015年7月7日火曜日

エビスビール記念館に行ってきた

東京都渋谷区恵比寿にある、エビスビール記念館に行ってきた。(エビスは本当はヱビスと書くみたい)。JR山手線の恵比須駅で降りて、恵比寿ガーデンプレイスに向かって行った。

この中にエビスビール記念館(↓)がある。中でエビスツアーを申し込む。500円で40分間のツアーで、エビスビールの歴史の説明とビールの試飲がある。つまみ付きでビール2杯が飲めるので、お得なツアー。

そこで教えてもらったためになるエビスビール、そして日本のビールの歴史をまとめてみたい。

1887年(明治20)、中小資本家が集まり「日本麦酒醸造会社」が設立された。東京・目黒区三田に醸造場が完成し「恵比寿ビール」が発売された。東京を代表するビールとして人気を博した。ビールを出荷するための恵比須駅が作られたのもこの時期。

エビスビールの瓶1本が、現在の価格に直すと、3000円くらいになり金持ちのものだったが、1899年(明治32)、「恵比寿ビール BEER HALL」が現在の東京・銀座にオープン。日本で最初のビヤホールで、千客万来でビールが日本中に広まっていった。

1900年には、エビスビールがパリ万国博覧会に出品され金賞を獲得した。ところがその後、戦争になり戦時中すべてのブランドが廃止され、ビールは国が管理し「麦酒」とだけラベルされるようになりエビスビールや他のブランドも消滅した。

戦後、ヱビスビールは日本初の麦芽100%のビールとしてよみがえった。グルメ漫画「美味しんぼ」で紹介されてから、さらに人気に火がつき本物のビールとして今も認められている。

試飲のビールは格別に美味しかったです。その後、ガーデンプレイス内のビヤホールに入ってさらに大ジョッキで追加してしまった。

おもしろい話を聞いた。エビスビールの瓶や缶のラベルには、恵比寿様が鯛を1匹持っているのだが、ある確率で鯛2匹持っている恵比寿様(ラッキーエビス)がいるそうです。


エビス3



エビスの看板
エビス1



「恵比寿ビール BEER HALL」


エビス2


当時のエビスビール(栓はコルクだった)



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