2015年7月22日水曜日

カルピス、開発100周年、その秘話

「カルピス」は今年、商品開発が始まってから100年を迎えたという。子供のころは、家にお中元などでいただく中で一番うれしいものだった。

カルピスの誕生は、創業者の三島海雲氏が、中国・内モンゴルに滞在中体調を崩し、遊牧民から大瓶にためていた乳(ジョッヘ)を飲むように勧められ、毎日飲んだところ、次第に胃腸の調子が良くなり体調も回復して驚いた。

帰国後、乳を発酵させた商品の研究に取り組み、1919年(大正8年)7月7日の七夕の日についに発売にこぎつけた。

カルピスは、脱脂乳を乳酸菌で発酵し、これに糖と酵母を加え、さらに発酵させる。分解過程でできる乳酸がすっぱさを、また乳タンパク質の分解産物が独特のうまみを引き出す。ヨーグルトとちがって、2段発酵になっているので、家庭では作るのはむつかしかもしれない。
名前の由来は、「カラダにピース」からではなくて、カルシウムの「カル」と、サンスクリット語で良い味を意味する「サルピス」からとって「カルピス」となった。実は、アメリカなどでは、CALPICO(カルピコ)にしている(Calpisが牛の尿の意味cow pissに聞こえる)。

カルピスといえば、青い水玉模様の包装を思い出す。発売日の七夕にちなみ、天の川の星の群れをイメージした。当時は現在と逆の青地に白の水玉だった。



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