2016年7月13日水曜日

永六輔逝く この歌もあの歌も

永六輔が亡くなった。

永六輔は、東京・浅草の浄土真宗の寺に生まれた。10代後半でNHKラジオ「日曜娯楽版」に投稿を始め、早大在学中から開局して間もないNHKテレビや日本テレビの番組で台本などを書いた。

早大中退し、TV創成期に放送作家として活躍し、多数のヒット曲を作詞・作曲した。

作詞家としては、中村八大が作曲し、水原弘が歌った「黒い花びら」が59年に第1回日本レコード大賞を受賞。その他、この歌もあの歌もそうなんだと驚くほど誰でもが知っている曲を手がけてきた。

「上を向いて歩こう」
「こんにちは赤ちゃん」
「遠くへ行きたい」
「見上げてごらん夜の星を」
「いい湯だな」
「筑波山麓合唱団」
「帰ろかな」
「女ひとり」
「若い季節」
「幼なじみ」
「黄昏のビギン」

昭和の匂いのするなつかしい曲ばかりだ。

執筆活動でも活躍していて、本だけで200冊を越える。「大往生」は二百万部のベストセラーに。他の著作に「職人」「芸人」など。2000年に菊池寛賞を受賞した。

近年は主にラジオで活躍。TBSラジオ「永六輔の誰かとどこかで」は1万2千回を超す長寿番組だった。パーキンソン病などで闘病生活を送りながら活動していた。

7月7日七夕の日に肺炎で亡くなったそうだ。享年83歳だった。


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