大規模な疫学調査(長期にわたる聞き取り調査)によって、血液型と病気の関係がある程度関連があることが分かってきている。
- A型:免疫力が弱い。胃がん、直腸がん、結腸がん、子宮がん、喉頭がんなど、がん全般が罹りやすい。糖尿病や心筋梗塞、動脈硬化も多い。
- B型:結核やインフルエンザにかかりやすい。結核は、O型に比べて10%も感染率が高い。膵臓がんは O型に比べB型は1.72倍のリスク。1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)や筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症などの自己免疫性疾患にかかりやすい。サルモネラ菌による食中毒、肺炎や気管支炎にもかかりやすい。
- AB型:最も免疫力が弱く、梅毒、肺炎、天然痘、インフルエンザなどにかかりやすい。
- O型:最も免疫力が強い。O型の人は胃液の分泌が多く、胃潰瘍や十二指腸潰瘍にかかりやすい。ピロリ菌、O157、ノロウイルスに感染しやすい。また、アレルギーや甲状腺疾患など自己免疫疾患にかかりやすい。
科学的な説明はまだまだできていないが、自分がかかりやすい病気の傾向を知ることで、日頃の生活習慣を見直せるのに役立つと思う。(詳細は↓の本)