日本初のワルツ曲「美しき天然 (うるわしきてんねん)」と聞いて、曲が頭に浮かぶ人は多くないと思う。
ただ、曲を聞けば間違いなくみなさん知っているはず。(曲は
ココで聴けます)。
「美しき天然 」は、昭和24年まで全国の学校で歌われていた唱歌だった。その後、チンドン屋やサーカスで使われるようになるが、そういえば最近は聞かなくなったかも。
作曲は、田中穂積、作詞は、武島羽衣による。
1855年、山口県岩国市で生まれた「田中穂積」は、海兵隊に入隊、軍楽隊に配属される。その後、佐世保女学校の音楽教師になる。佐世保で1902年に作曲したのが、「美しき天然 」。
たまたま行った佐世保市の展海峰で、田中穂積の銅像を見つけた(↓)。
山口県岩国市の吉香公園内にも、田中穂積の胸像と歌碑があるそうだ。