2018年9月22日土曜日

7月の豪雨災害「ため池」決壊の原因はヌートリア?



昨日、NHKのTVで、ヌートリアの被害の話が特集されていた。

7月にあった中国地方の豪雨被害のうち、広島や兵庫でため池が決壊した原因はヌートリアのせいとのこと。

ヌートリアは、カピパラによく似た大型(40〜50センチ)のネズミの仲間。

ヌートリアは泳ぎが得意で、水辺の土の中に穴を開けて巣を作る。豪雨被害で決壊した「ため池」の土手にはヌートリアが開けたトンネルがあった。

ヌートリアは南アメリカが原産。日本には、戦時中に耐寒性のある毛皮の飛行服のために日本に導入された。その後、毛皮は必要がなくなり、食肉として一時期利用されることもあったが、現在は野生化してしまっている。

特に中国地方で野生化している(↓)

山口市でも、ヌートリアが水田や野菜に被害を与えているみたい。また宇部市の常盤動物園の動物の柵網が破られたりもしているそうだ。動物園の「カピパラが逃げたのでは」

実は、イギリスでも川の土手の決壊が問題になっていて、ヌートリアが土手にたくさんの穴を開けたことが原因であることが明らかになって、対策を急いでいる。

ヌートリアを見かけたら、以下へ。
農林政策課有害鳥獣対策室
電話番号 083-934-2666
Fax番号 083-934-2651

下の地図はヌートリアの現在の分布。


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