棚田というのは、山や谷間を切り開いて傾斜地に階段状に作られた水田のこと。
農林水産省が日本の棚田で景観の素晴らしい「棚田百選」を選定しているが、その数の多さでは九州地区が圧倒的。
中国地区では島根県で7つの棚田が選出されているが、山口や広島県にはそれぞれ1つしかない。
今回行ったのは、長崎県の松浦市福島町にある「土谷(どや)棚田」。
棚田に水が張った田植え前の4月だと、夕日などで水面が段々になってそれぞれが鏡のようになって、素晴らしい撮影ポイントになる。その時期には、全国からカメラマンが集まるそうだ。
残念ながら見れなかったが、9月23日は「土谷棚田の火祭り」が開催されている。棚田の畦道にたくさんの灯篭が取り付けられる祭りとのこと(↓)。
今回すでに稲刈りを終えた後だった。景観はこの時期は彼岸花が咲くので、中国地方では彼岸花をあぜ道に植える習慣があるが、こうすると、赤色で区切られた新しい棚田風景ができないかしら。