2018年9月11日火曜日
案外知らない!ナスの語源とボケナス、そしてEggplant
「ナス」は、初夏から秋の終わり近くまでとれる優れた夏秋野菜。
ナスの原産はインドの東部で、中国を経由して日本に渡った。奈良時代のことで、正倉院文書に「ナスを献上した」との記載がある。
インドが原産なので、太陽光も温度も十分必要。育てた人なら分かるが、水を十分やらないと美味しくならない。ナスの水分量は93%とのこと。
「ボケナス」という言葉がありますが、辞書を見ると「色艶のないナス」のことで、ナスを過剰に環境のいいところで育てると実をつけなくなってしまう、育ちが良いと実をつけないということから、反応が鈍くボケている人のこともさす。
ところが、栽培している人はご存知のように、実際は肥料をたっぷりやって、水をたっぷりやらないと、ナスの表面の艶がなくなり、売り物にならない「ボケナス」になってしまう。
経験はないですが、昔の肥料だと例えば窒素肥料が多すぎて「ボケナス」になることがあったのかもしれないです。
さて、「ナス」の語源ですが、いくつかあります。実の酸味から「中酸実」(なかすみ)が語源になった、夏に実がなるので「夏実」から派生した、「早く実が成る」が語源になった、など。
ちなみに、中国語は「茄子」と書き、発音は、「チィエ ヅゥ」。
英語はご存知、「Eggplant」。さてなぜ「たまご」なのか? 2つめの写真を見れば分かります。
「たまご」ですよね。昔は西欧では白いナスが主流だったそうな。