島根県立美術館グラントワでやっている「バンクス花譜集」展に行って来た。
18世紀に英国海軍のジェームズ・クック(キャプテン・クック)がエンデバー号に乗って、天文観測や海図作成のため世界探検に出かける。オーストラリア大陸をイギリス領にしたのもクック船長。
この船には、寄港した先の植物を記録するために、ジョゼフ・バンクスが同乗していた。イギリスに帰ってから、「バンクス花譜集」という植物カタログの集大成を発表する。
芸術的にも価値のあるボタニカル・アートに仕上がっていた。
2年前に下関市立美術館であった「イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」展では、ユネスコ世界遺産に登録されたキュー王立植物園が所蔵するボタニカル・アートが展示されたが、その中にもバンクスの花譜が入っていた。
精緻に描写されていて、よくこんな細かく描いたものと感心する。
他にも、クック船長の関連資料や、オーストラリアや太平洋地域の民族資料など国立民族学博物館所蔵のものも同時に展示されていた。
開期は6月26日(月)までなので、お早めに。
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