広島県北広島町東八幡原にある「カキツバタの里」に行って来た。6月5日に「カキツバタ祭り」があったそうで、その頃がピークだったのかもしれないが、まだ十分たくさん咲いていた。
休耕田に、20万本のカキツバタが植えてあり、一面が緑の葉と鮮やかな紫色の花になっていた。すぐ側には、「八幡高原191スキー場」が見える。冬は積雪でこの辺はいつも真っ白にちがいない。
昔、牧野富太郎が来て、カキツバタの素晴らしさに、感激したそうで、富太郎の句碑があった。
「衣に摺りし 昔の里か かきつばた」
春に高知県にある牧野植物園に行ったところなので、富太郎がこんなところにも来ているのに驚いた。亡くなった妻の名をとって「スエコザサ」と名付けた新種のササが句碑の周りに植えてあった。
八幡原公園内には、日本でも有数の湿原がある。日本最南端の湿原だという。生物種もだいぶ多いそうで、アカショウビンを含めたくさんの野鳥、野生動物もいる。公園内にある「高原の自然館」内には、これらの剥製もあり、学習館になっていた。
カキツバタ
アカショウビン
(カワセミの仲間)
牧野富太郎の句碑
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