2017年6月9日金曜日

そうなんだ:猫の血液型はほとんどA型


人間の血液型には「A型」、「B型」、「O型」、「AB型」という4種類があるのに対し、猫の血液型には「A型」、「B型」、「AB型」の3種類しかない。

人の場合、「A型」と言っても遺伝子型では、「A/A」「A/O」と2種あり、同じように「B型」も「B/B」「B/O」があり、「O型」、「AB型」はそれぞれ「O/O」,「A/B」しかない。

人の場合、遺伝子の力関係は「A=B>O」になっているため、例えば、「A/O」や「B/O」の血液型は、A型とB型になる。

両親が「A/A」と「B/O」型の場合、「A/O」、「A/B」の組み合わせしかないので、「A型」か「AB型」の子供しかできない。

もし両親が「A/O」と「B/O」型の場合、「A/A」「A/O」「B/O」「O/O」の組み合わせになるので、「A型」、「B型」、「O型」、「AB型」の子供ができる。

猫の場合、遺伝子の力関係は「A>AB>B」になっている。ここで、ABというのは、人と全く違っていて、AとBの組み合わせという意味ではなく、全く異なるABという遺伝子。

そのため、両親が「A/A」と「B/B」だと、「A/B」になるので、「A型」になる。「B/B」の時だけ、「B型」になる。

また、「A/AB」と「B/AB」が両親だと、子供は「A/B」、「A/AB」、「B/AB」、「AB/AB」の可能性が出てくる。血液型に直すと、「A型」、「A型」、「AB型」、「AB型」になる。

結果的に、「A型」が一番多くなるはず。実際に調べてみると、猫全体の70~80%の割合でA型と多い。

飼い猫を病気などで手術をすることになって、輸血が必要になることも多いので、飼い主としては猫の血液型をあらかじめ知っておく必要がある。動物病院に相談しましょう。




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