元旦に、山口の酒「獺祭」(だっさい)の話を書いたら、たくさんのアクセスをいただきました。ありがとうございました。
全国に通用する酒が山口の酒蔵から出ていることは喜ばしいが、山口県内での日本酒の盛り上がりはあまり高くない(と思う)。どうしてか?
山口は九州圏の影響もあり、焼酎を飲む方も多い。実際、山口のスーパーのお酒コーナーは日本酒より焼酎の方が多い。山口の焼酎消費量は、1人あたり年間9.73リットルで、全国17位、一方日本酒は6.28リットルで28位。
ちなみに、最も焼酎消費量が多いのは鹿児島県で、成人一人あたり年間27.48リットル。2位以下は、宮崎県、沖縄県、大分県と続いており、九州以南の消費量が多い。一方、最も日本酒消費量が多いのは新潟県で、一人あたり年間15.63リットル。以下、秋田県、山形県、福島県と続いており、北日本に多い。
山口出身のお酒を全国に盛り上げていくには、各蔵元が個性のあるうまい酒を造ることは必須だが、県民から愛される酒になるのも大事。焼酎派もうならせる、うまくて安い酒をぜひ造ってほしい。
知らなかったが、第一回湯田温泉酒まつり(10月)というのが昨年から始まったそうだ。県下19の蔵元が集結し、それぞれのブースで自慢の日本酒を紹介し、全ての蔵元の酒の試飲ができたらしい。来年はぜひ参加しなければ。。。