2014年1月5日日曜日

天津閣 山口の天津甘栗 知ってました?

高速道のサービスエリアなどで、甘栗が売っているとついつい買ってしまう。今年も煎りたてということで、早速買った。暑くて袋のふたを閉じれないほど。。。何度もみたことのある赤い袋の裏をたまたまみると、製造者は山口周南市、天津閣(てんしんかく)。露店ポイので、よくある神社の個人の露店と同じかと思っていたが、どうもちゃんとした会社らしい。

HPを調べてみると、JR徳山駅と広島駅、山陽高速道のサービスエリア9店舗を経営。栗は、中国河北省の燕山山脈一帯で採れたものを輸入している。ここ一帯の栗を「京東(きんとん)甘栗」といい、二千年以上も昔から自然栽培されていて最高級品とされる。

甘栗を「天津甘栗」ということがあるが、実際は燕山山脈一帯で獲れたシナグリを天津港から日本に輸出したのが由来らしい。ちなみに、中国では、『糖炒栗子』とよぶ。

天津甘栗は、日本の栗(ニホングリ)では作れない。中国産のシナグリは渋皮が簡単にとれるがが、ニホングリは簡単にはとれない。タンニンが渋皮と実を強くつないでいるらしい。もちろん、甘栗ではないが、日本には渋皮煮という伝統の技がある。これは、シナグリではできない。

いつ頃からか、皮を剥いた甘栗が登場してきて、甘栗が一年中食べれるようになった。しかし、みかんと缶詰みかんのようなもので、自分で手を汚しながら食べる甘栗の風味はワインともあって、格別。



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