2014年1月21日火曜日

猛威拡大ノロウイルス まちがった常識

浜松市で、一度に1000人以上の児童がノロウイルスに集団感染し、15校が学校閉鎖したニュースで、保健所による調査から、今までの感染の常識を改めないといけないことがわかった。

ノロウイルスは学校給食のパンに付着していたことが原因だったと判明した。製造していた同市東区の菓子製造業「宝福」工場で、パンを直接手で触って検査していた従業員4名からノロウイルスが検出された。工場の衛生管理が問題であった。

今回のニュースで今までの感染の常識を改めないといけないことが2つある。

(1)今までの食中毒の常識からすると、食肉や貝類からの感染はあっても、パンについたウイルスから感染することはないと思われていた。

(2)感染しているが発熱、下痢など発症しない人がいるということ。このような健康保菌者は、自覚がないまま感染源になる。同じ部署の従業員4名は感染していたにもかかわらず、発症していなかった。

今回の事件は、結局、工場の衛生管理が問題。十分な手洗いで除菌する、食品を触るときには、手袋をはめるということが徹底されていれば防げたはず。

通常の細菌による食中毒、例えば腸管出血性大腸菌(O-157)などは、温度が高い方が菌の繁殖が盛んになるので、夏場に発生しやすいが、ノロウイルスは、インフルエンザと同じで空気が乾燥すると飛散しやすいため、冬場に発生しやすい。

ノロウイルスの感染を防ぐ方法については、以前の記事を参照ください。



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