2014年1月9日木曜日

サルコペニア肥満にご用心

サルコペニア肥満もしくはその予備軍が、40代以降になると、4人に1人と言われている。サルコペニアは造語で、サルコ(sarco)は「肉・筋肉」、ペニア(penia)は「減少・消失」の意。サルコペニア肥満は、筋肉の減少と肥満が合併した状態のこと。

この肥満の怖いところは、気づかぬうちに進行していくこと。ふつう、人は30歳を過ぎたあたりから年々筋肉が減少してくる。しかし脂肪がとってかわって増えてくるので、体重変化はない。サルコペニア肥満になると、生活習慣病のリスクが高くなり、糖尿病のリスクは19倍、女性では高血圧のリスクが2.3倍になる。

BMIが25以上。筋肉率が女性で22パーセント未満。男性で27.3パーセント未満。その両方を満たす場合がサルコペニア肥満に該当する。BMIは、体重(キログラム)÷(身長×身長)(メートル)で計算する。筋肉率は、市販の体組成計で計ることができる。

筋肉率が測定できない場合に、簡単に筋力の低下をチェックする方法は以下の通り。。(1)片足立ちで靴下がはけるかどうか、
(2)いすに座り、片足で立てるかどうか、
(3)片足立ちで60秒キープできるかどうか。
1つでも当てはまる場合は、下半身の筋力が低下している可能性があるという。


実は、筋肉は運動などで伸び縮みを与えると、歳をとっていても増やすことができる。昨年エベレスト登頂に成功した三浦 雄一郎氏(80)は,常に筋トレをしていという。サルコペニア肥満にならないための予防は3つ。

(1)有酸素運動
(2)運動後 30分内にタンパク質をとる(筋肉をつくるため)
(3)食事制限

これらを同時にすると効果大。



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