オランダの民間非営利団体「マーズワン(MarsOne) 財団」が、10年後の2023年の人類火星移住を目指して希望者を募ったところ、約20万人の希望者が現れた。そして今回、その中から1058人の候補者を選んだと発表した。この中には、男女5人ずつ計10人の日本人が含まれているという。
マーズワン計画の驚くべき点は、地球帰還しない片道切符というところ。地球からロケットを打ち上げることはできても、燃料を搭載した帰還ロケットを火星まで送りこみ、地球へ再突入させる技術がまだないからである。
片道切符にもかかわらず、たくさんの人が希望したのはどうしてか?「人生を意味のあるものにしたいから」とか、「地球でもいい人生を送っているが、このミッションに参加すれば自分の人生は永遠になる。」など。
今後、医学的な検査や宇宙訓練などを経て最終的に24人に絞り込む。25年には最初の4人が火星に住み始め、その後、2年ごとに4人ずつ増やしていく計画。ロードマップをみると、かなり本気らしい。
(参考HP)
写真は火星での居住ユニット