2014年1月24日金曜日

「合格リンゴ」が今人気

この時期売れているものの1つが「合格りんご」。合格と書いた文字の日よけシールを貼っておいて、そこだけ赤くならないようにしておくことで、合格の文字が浮き上がらせている。

それにしても、なぜりんごなのか?「落ちないでしっかり大きくなった」りんご、だからだそうだ。

平成3年9月28日、台風19号が青森県を襲った。この台風は、前日、日本列島全体に甚大な被害をもたらしていた。九州では、山林で大規模な倒木が発生し、全九州の内およそ36%に当たる約210万戸で停電になった。

山口市も道路の電信柱がお辞儀するように倒れ、1週間以上の停電が続いた。広島県の厳島神社の能舞台が倒壊したり、檜皮葺の屋根が吹き飛んた。

その後、台風は一旦日本海を北上、青森県のリンゴ畑では、収穫前のリンゴが木からほとんど落ち、リンゴの倒木の被害に見舞われた。この台風19号は、「リンゴ台風」とも呼ばれている。

その風速53.9mの強風に耐えたりんごがあった。『落ちないリンゴ』として、受験生の合格祈願の縁起物にというアイデアが全国的に評判になり、りんご復興につながっていった。

青森には、落ちないりんごという会社もある。


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